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LINEほけんが普及すると、保険屋の価値が上がります


先日、LINEほけんから『贈るほけん 地震のお守り』という保険商品の販売が開始されました。

これは、地震の際、家財が壊れた時に1万円が補償されるという内容。

●保険をプレゼントできる(しかも家族ではなく友人にも!)
●電子マネーですぐに支払われる(大地震での被災時は、銀行振込など現実的でない)
●保険料は1年500円で、手続きもカンタン

…このような画期的な仕組みについては賛否両論あり、「すごい!」と言う意見もあれば、専門家からは「こんなの保険じゃない!「と言う意見などもありました。

私も、仕組みやコンセプトはとてもいい素敵!と思いましたが、一方で、果たしてこの保険を受け取る機会はあるのか?と思う部分もありました。

また、本来の地震保険の補償内容・補償条件とは全く異なるものですので、自宅や家財など大きな金額の補償の役割を果たす地震保険としての役割は一切果たさないため、若い人たちに対して誤解も生んでしまうのではないか?と不安に思う部分もありました。

ただ、今回は、このLINEほけんの良し悪しの話ではなく、LINEほけんなど若者をターゲットにした保険についてのお話です。

保険が手軽で身近に…が生み出すデメリット

LINEほけんのような革新的な保険やサービスが普及し、今後、若い人の生活導線の中で“保険”というキーワードがより身近なものになると、一方で、一般の人が保険を正しく理解する事はさらに難しくなります。

以下は、私自身の経験です。

私が過去に生命保険商品の販売をしていた頃、とある30代前半くらいの男性の方から言われた言葉がとても印象に残ってます。

『おれ、保険はカードの保険に入ってるから必要ないんだよね』…と、生命保険を販売している私に、そう誇らしげに話しました。

この人の言うカードの保険とは、クレジットカードなどに加入していると自動的に付いてくる保険のことを指しています。

クレジットカード自動付帯の保険とは、海外・国内旅行の際の盗難・紛失、死亡・傷害、賠償責任を補償するものが一般的ですが、その30代の男性は、クレジットカード自動付帯の保険が、日常生活における死亡や病気ケガなどの保障もしてくれると思い込んでいる様子でした。

彼がもし、“オレが加入しているクレジットカードには、保険も付いていてお得。オレはマネーリテラシーが高いから、新たに生命保険や医療保険などには加入なんかしない”と思い込んでいたとすれば危険です。

とは言え、このように保険を都合よく解釈している人や、保険と名前が付けばとりあえず何かしてくれるだろう…そう思っている方ちが一定数いるのは事実です。

これは、生命保険に限らず、自動車事故など損害保険の対応などをしていても、よく実感していました。

LINEほけんなどの普及によって、保険が、より若者の生活導線に溶け込んでゆくことは、中途半端に保険の知識を持つ人が増えるというマイナス面もあるのです。

LINEほけんが普及すると、保険屋の価値が上がります

では、若者向けで新しい保険の概念を生み出すLINEほけんが悪いのかと言うと、決してそんなことはありません。

保険を理解している人にとっては、超絶的に使いやすく、中にはぜひオススメしたい保険商品もあります。

 

では、保険について学ばない若者がいけないのかと言うと、もちろんそんな事もありません。

20代、30代の方たちは仕事やプライベートに没頭する時期ですので、保険のことなんて考えてる暇がないのは当然です。

私自身も20代前半まで保険には一切興味なかったので、そのことはよく理解しています。

 

大切なのは、保険代理店や保険営業マンが、しっかりと保険商品の特性を理解し、分かりやすく説明出来ることです。

画期的な商品・サービスがどんどん増えていく一方で、それは同時に一般消費者にとっての保険の複雑さも増していくことを意味します。

LINEほけんなどの画期的かつ複雑な保険・サービスが普及すればするほど、その仕組みや価値、良し悪しを説明できる保険のプロとしての価値は高まるのです。

LINEほけん?あんなものは保険じゃない!…と否定することはカンタンで誰でもできます。顧客に対してその仕組み、良さも悪さも伝えられることが大切なのです。

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