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働き方改革を間違うと、派遣社員が支える保険会社は破綻する

2019年4月1日から「働き方改革関連法」が施行され、年間で5日間必ず有給を取得することや、時間外の労働時間の上限が月45時間・年360時間が原則化されるなどの動きが始まっています。

私の働く保険業界でも、近年、働き方改革についての取り組みは積極的に行われており、大手保険会社では、休暇制度の改革テレワークの検討ノー残業デーなど様々な試みが実施されています。

また、現場でも、社員が働き方に関するアイディアを出し合うミーティングを行ったり、より積極的に業務効率化を図るなどの取り組みを行っている組織もあるようです。

もともとホワイトな保険業界ですが、このような働き方改革によって従業員の労働環境はますます良くなってゆくのです。

 

しかし、この働き方改革は、決して良い面だけではありません。

むしろ、組織によっては、破綻を生じさせるリスクもあるのです。

正社員は残業せず、派遣社員が残業ばかり…

例えば、とある保険会社のとあるコールセンターでは、大量の派遣社員を抱えています。

コールセンターを支える中心は派遣社員ですが、保険業界が推し進める働き方改革に関するの恩恵を受けるのは正社員だけ。

つまり、仕事のしわ寄せは派遣社員にくるのです。

保険業界は、もともとコンプライアンスに厳しい業界であることや、事務職の女性社員が多いこともあり、上司が部下に残業を強いることは決してありません。

仮に仕事のクオリティが落ちてお客様に謝罪することよりも、残業を部下に強いてハラスメントで訴えられる場合のダメージの方が大きいのです。

だから、コールセンターでは、どんなに電話が多く入ってきて忙しいタイミングでも、正社員が会社の命令で残業することはないのです。

保険業界における働き方改革は、正社員がますます働かなくていい環境を生み出しているだけなのです。

派遣会社員が、保険会社の事務仕事を支えてる

一方、コールセンターの現場を支える派遣社員は時給制。

保険会社の正社員のように、高額なボーナスをもらえる訳でもなく、有給もたくさんある訳ではありません。

それでも、比較的に自由な時間にシフト入りできたり、時給も良いので、残業に対して意欲的な方もいるかもしれません。

派遣社員が残業をしてくれれば、これまでは正社員が残業してカバーしていた業務を、派遣社員が積極的に担っていく…といったことも起きるでしょう。

 

しかし、派遣社員たちは、正社員がますます働かなくて良い組織で、これからも仕事を続けていくモチベーションを維持できるでしょうか?

 

保険会社の電話対応・事務作業の中心を支える派遣社員たちが、ある日一斉にいなくなった場合、保険会社・保険業界の運営は成り立たなくなります。

“もっと働かなくていい環境”を生み出すだけの改革を推し進めれば、保険業界の未来はないのです。

 

保険業界に働き方改革など不要!…と、ブラック業界出身の私は考えます。

いつかコールセンターも、ロボットが全部自動音声で対応する未来が来て欲しいですね~(;´・ω・)

 

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