働き方

保険業界に「働き方改革」なんて必要ない

保険業界に「働き方改革」なんて必要ない。

最近、よくそう思うことがあります。

 

と言うのも、私の働く保険業界は、もともとホワイトな業界だからです。(ここでの「ホワイト」とは、労働時間の面でのホワイトさを言っています)

保険業界はコンプライアンスやハラスメントに対してはとても厳しい業界で、保険会社などは労働組合も強い。違法な残業を強要させようものなら、管理職は即クビが飛んでしまいます。

 

もちろん、お客様と最前線で向き合っている保険代理店さんや、保険会社で働く管理職などは昼夜問わず働くこともあります。

お客様が事故に遭えば事故現場に駆け付けたり、ひとたび大災害などがあれば、その対応に夜中でも会社に駆けつける方もいるかもしれません。私は現在事務職ですが、朝から夜中まで働くこともたまにあります。

ただ、それでも過労死するほどのレベルではありません。

 

過労死や自殺といった労働環境を生み出すことを1番の目的に推進している「働き方改革」は、保険業界に必要ないのです。

私もブラック労働の社畜だった

保険業界のようなホワイトな業界がある一方で、世の中には、年間を通じて、毎日のように深夜や明け方まで働いている方たちがいます。

土日の休日出勤は当たり前。振替休日だって取れない。もちろん残業代なんて一切出ない。

 

私自身を育てていただいた音楽業界・芸能業界はその最たる例です。

芸能マネージャーは昼夜問わず芸能人に付き添い、一体いつ寝ているのか?というような生活をしています。

マネージャー以外のスタッフも、深夜遅くまでスタジオでの撮影・レコーディングに立ち会ったり、オフィスで仕事をしたりしています。

いつもより早くオフィスを出たとしても、取引先との深夜のお付き合いで、また夜中にオフィスに戻ってくる人も珍しくありません。

 

ちなみに、現在、ほぼ週休3日ペースでゆとりある生活(時間的に)をしている私ですら、音楽・芸能業界で働いていた時代は”過労死寸前”とも言える仕事の仕方をしていました。

ひどい時は、最高で72時間連続で一睡もせずオフィスで仕事をしたこともあります(途中、シャワーは浴びてます)。

華やかな憧れの業界で仕事をすることができている自分に酔い、自ら進んで深夜残業をしていたのです。

いわゆる”社畜”ですね(苦笑)。

私以外にも、普段から会社で寝泊まりするような人もいて、世の中には、ホワイトな保険業界からすると信じられないようなサラリーマン生活を送っているような人もいます。

このように、音楽・芸能・エンタメ系など、クリエイティブに関わるような仕事をしている人の中には、”好きで仕事をしている”という方たちが多いので、ある程度はそんな生活を覚悟している方も多いです。

 

しかし、世の中には、会社のために、上司に命令されて、みんながやっているから、もしくは同僚に押し付けられている…そんな自分の意志ではなく、深夜まで仕事しているような人たちもたくさんいるはずです。

働き方改革は、このような組織・人のために積極的に推進していくものだと、異業種の実態を知っていることで、より強くそう思うのです。

とことんホワイトな保険業界の「働き方改革」の末路

すでにホワイトな業界なのに、より積極的に働き方改革を推進しているのが保険業界。

果ては、”働き方改革のアイディアを、社員全員で考えなさい!”とムダな仕事まで生まれてしまい、社員の中にはそのために残業している人もいるような始末。もちろん会社は残業代を払う訳で、もはや本末転倒です。

仕事をしない人が「働き方改革」を盾にさらに仕事をしなくなり、現在残業時間の多い人たちの労働時間がさらに増える可能性もあります。

過労死や自殺といった労働環境を生み出すことを1番の目的に推進している「働き方改革」は、保険業界に必要ないのです。

 

もともと残業が少ないホワイトな保険業界で「働き方改革」についての議論をしても、そもそもクリティカルな問題が存在してないのだから有益な議論が生まれるとも思っていません。

問題があるとしたら、それはその組織に、働き方改革以前の問題があるのではないでしょうか。

 

だから、「働き方改革」は保険業界に必要ないのです。

 

むしろ、これからもこのホワイトな保険業界を守っていくために、接続可能なホワイト環境を守っていくために、いま労働環境のホワイトさに甘えている人たちの姿勢・それを助長させる仕組みを是正すべきだなと思っています。

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