このページでは、三井住友海上火災保険のインシュアテック取り組み事例について紹介いたします!
この三井住友海上火災保険を中心としたMS&ADホールディングスは、“3メガ損保”の1つです。
三井住友海上火災保険について

会社情報
社名 | 三井住友海上火災保険株式会社 |
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創業 | 1893年(明治26年) |
資本金 | 1,395億9,552万円 |
取締役社長 | 原 典之 |
本店所在地 | 東京都千代田区神田駿河台3-9 |
正味収入保険料 | 1兆5,003億円 |
総資産 | 7兆982億円 |
単体ソルベンシーマージン比率 | 701.1%(2017年度) |
従業員数 | 14,572名 |
代理店数 | 40,267店 |
国内ネットワーク数 | 営業部支店:113、営業課支社:485、損害サポート部:27、保険金お支払センター:221 |
海外拠点数 | 42ヵ国・地域 |
(2018年3月31日現在)
三井住友海上火災保険のインシュアテック事例
GK見守るクルマの保険(ドラレコ型)
三井住友海上火災保険:GK見守るクルマの保険(ドラレコ型)公式ページ
「GK見守るクルマの保険(ドラレコ型)」は、ドライブレコーダー端末を使用した運転支援サービスです。
主力商品である『GKクルマの保険』に「ドライブレコーダーによる事故発生の通知等に関する特約」を付けることで、ドライブレコーダー端末を使用することができます。
このドライブレコーダー端末には、“テレマティクス”(※)と呼ばれる通信やGPS機能を搭載しており、事故によってドライブレコーダー端末が強い衝撃を検知すると、自動的に三井住友海上の専用安否確認デスクに電話が繋がり、オペレータ―は専用ドライブレコーダーを通じて安否確認コールを行い、事故対応のアドバイスを行います。
また、ドライブレコーダーには、安全運転支援として、前方衝突、車線逸脱、高速道路逆走注意など様々なシーンを想定したアラート機能を搭載しています。
事故画像AI分析
東京大学発のベンチャー企業・アリスマー社と、事故画像から損傷部位や程度を瞬時に判断するAI解析システムを開発。
従来、「アジャスター」と呼ばれる車の専門の鑑定を行う社員が、修理工場から送られてくる事故画像と見積を見て損害額をチェックすることが一般的ですが、AI分析によって大幅な業務効率化を図ります。
チャットボットによる照会応答サービス
2018年12月より、自動会話プログラム「チャットボット」による照会応答サービスの提供を開始しています。
同社のオフィシャルサイト上で質問すると、チャットボットが即時回答を行い、顧客からの問い合わせに対して自動で応答する仕組みです。
チャットボットは、富士通が提供する「CHORDSHIP」の技術を活用したものです。
Watson Explorer(ワトソン エクスプローラー)の導入
2015年4月、「Watson Explorer」をコールセンターに導入しました。
この「Watson Explorer」AI(人工知能)機能を搭載した米IBM社が開発したシステムで、業種問わず多くの日本企業が取り入れています。
salesforce(セールスフォース)を全社員・全代理店に導入
2018年12月、セールスフォース・ドットコムは、三井住友海上の全社員・全代理店が、情報基盤としてSalesforce Sales Cloud、Salesforce Service Cloud、Salesforce Community Cloudを利用することを発表しました。
これらのシステムは、業務プロセスの改革と販売競争力の強化のために、2016年から代理店向けシステムや保険契約者とのコミュニケーションツールとして導入が開始しましたが、今回は、これを全社員・全代理店向けに拡大させ、取り組みをさらに強化する狙いです。
また、広域災害が発生した時には、Sales Cloudを活用し、被災した物件の所在地を地図上に表示させることで、迅速かつ効率的に損害状況を調査できるような体制を整えました。
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