
4月22日、マイクロソフト社が、今年の8月の1か月間は毎週金曜日を休日として、試験的に”週休3日”とすることを発表しました。
しかも、有意義な時間の使い方ができるように、休日の間に行ったスキルアップ、ボランティア、家族旅行などの費用を最大10万円まで補助するといった手厚い対応。
柔軟な働き方や生産性向上を目的に行うもので、今回は、あくまでその効果を測るための試験的なもの。週休3日制の導入を前提としたものではないとの考えですが、その本気度合いが感じられます。
この週休3日制、すでにマイクロソフト社以外にも、ヤフーや佐川急便といった大手企業でも部分的な導入が進められています。働き方改革の推進によって、これからますます話題となることが予想されています。
週休3日は、もはや他人事ではありません。
週休3日は現実的か?
“週休3日制”
サラリーマンにとっては、何とも理想的な美しい響きですよね。
あまりにもキラキラ輝く美しい響きのせいで、反発の声も聞こえてきそうです。
「週休3日?休日出勤までさせられている会社で働いているんだから、そんなの現実的じゃないよ。」
「休みが増えても、休み明けの仕事がたまるだけ。」
「せっかくの休日でも、会社や取引先から携帯に電話がかかってくる。それなら出社した方がマシ。」
「休みが増えたら、残業代がもらえないじゃん」
「会社の給料が増えないなら、休日あっても出費が増えるだけ」
…う~ん、現実的には、やはり厳しそうでしょうか?
私はほぼ週休3日のサラリーマン。その理由とは?
「週休3日なんてあり得ない」
そんな声が聞こえてきそうな中、とても申し上げづらいのですが…現在の私は、ほぼ週休3日です。
ポイントは“ほぼ”ってところで、あくまで働いている会社が週休3日制という訳ではありません。週休2日の週もあれば、逆に週休4日の日もあります。なんなら週休5日の週だってあります。
なぜこのような働き方が可能かと言うと、有給の取りやすい、いわゆるホワイト企業で働いてるからです。
保険業界はホワイトな業界
私が働いている業界は、保険業界です。
保険業界は、お子さんのいる女性の事務員が多かったり、コンプライアンスも厳しい業界です。そのため、他の業界に比べると、一人で仕事を抱えさせて、残業を強いるような文化はありません。
ただし、保険業界がすべてホワイトな業界言うと、決してそういう訳ではありません。
保険業界と言えども、保険会社、保険代理店、調査会社、コールセンターなど様々な組織がありますし、営業と事務とでは全く業務も異なります。
保険代理店の営業マンは、年収数千万円といった夢のある職業ですが、上手くいかなければ1年も経たずに失業してしまうような厳しい世界という側面もあります。
そんな中、私は、(超ザックリ説明すると)保険会社系の部門で、事務系の仕事をしています。
保険業界の事務仕事というのは、定型化され、代替性のある仕事が多いです。
「あなたじゃなきゃだめ!」という仕事が少なく、有給なども比較的取りやすいのです。
つまり、最初から有給が取りやすい環境が整っているのです。
多くの社員が有給をバンバン取得をするので、自分も取らなきゃ!…という組織全体の循環が生まれるのです。
私が”ほぼ週休3日”のサラリーマンでいられる理由をまとめると、こんな感じでしょうか。
●会社がホワイト企業
●コンプライスやハラスメントに厳しい業界
●定型化された代替性のある業務が多い
●有給が取得しやすい
●組織のみんなが有給を取得する社風がある
代替性のある仕事なんて面白いの!?
…ということで、今回は、私が”ほぼ週休3日”のサラリーマンでいられる理由を紹介しました。
きっと、これを読んでくださった方の中には、こう思う方がいるでしょう。
「代替性のある仕事なんて面白いの?」
「保険の事務仕事なんて死ぬほどつまらなそう!お札の枚数でも数えてるの?」
「給料低そう!」
…うんうん、よく分かります。
このご指摘は、半分くらい当たっているかもしれません。
でも、半分は間違いです。
この辺については、また次回のブログで紹介したいと思います!